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製品について
SODA FACTORY は、その木材、樹種の特徴や木味(きあじ)を最大限に生かしたデザインの家具づくり、ものづくりを心がけています。
全ての部材の「手ざわり」を確かめながら鉋(かんな)をかけ、天然のオイルやワックスで仕上げていきます。
そのように仕上げられた家具は、年月を経て使いこまれることにより、その風合いや深みを増していきます。
家具が単に家を飾るものではなく、家の「道具」として、使われる方が手を触れ、愛着を持って使われた分だけ、その深みや味わいが増していくのだと思います。
家具屋として
僕は、テーブル、椅子、食器棚や箱もの、小物に至るまで、全てのものをひとりでデザインし製作しています。
なので、デザイナーでもあり、家具職人でもあります。
家具作家といわれるのが一番分かりやすいのかもしれませんが、僕は自己紹介する時に、「家具屋です」と言います。
作ったものを「作品」と呼ばれることにも、少々抵抗があります。
というのも、家具もクラフト品たちも、あくまで「暮らしのなかの道具」であって欲しいと考えているからです。
デザインについても、その素材自体を熟知した作り手がデザインするのが自然だと思いますし、一番「あたりまえのもの」ができるのだと思っています。
無垢材とは
SODA FACTORYの家具やクラフト製品は、全て「無垢(むく)」の木材で作られます。
「無垢」とは、正真正銘の…という意味を持ちます。
つまり、楢なら楢の木、栗なら栗の木で作られているということです。
あたりまえの事のように思われるかもしれませんが、市販の家具の多くは、楢、タモ、ウォールナットと表記してあっても、その殆どが「突板合板」か「プリント合板」で作られています。
「突板」とは、ベニヤの表面に0.3ミリ程度の薄い木材を貼りつけた板のことです。「プリント合板」というのは、木目が印刷された紙をベニヤに貼ったものです。
突板やプリント合板で作られた家具を否定しているのではありません。
それらは安価で、製作にも技術や労力をあまり必要としませんし、何より軽くて木材特有の反りや収縮も少ないので、オフィス家具や店舗用家具には向いているのかもしれません。
無垢材へのこだわり
ではなぜ無垢材での「ものづくり」にこだわるのでしょうか。
それは、木で家具を作るということが、自然だと思うからです。
何十年の時を経て育った樹を木材に加工し、家具や暮らしの道具に変える。
それらが人の生活の中で使われていく間に、また木々が自然の中で育っていくというゆるやかなサイクルが、最も自然なことだと考えます。
木はその樹種により個々の風合いや特徴を持ちますし、テーブル向きのもの、椅子向き、箱ものに適しているなど、文字どおり「適材適所」です。
それらの適材たちをうまく組み合わせ、コーディネイトしながら「ものづくり」をしていくことが、家具屋としての仕事だと思っています。
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